令和4年『新年のご挨拶』

理事長 原山陽一
  新年明けましておめでとうございます。
  令和4年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
  皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えになられたことと心からお慶び申し上げます。
  おかげさまで当会も創立から103年目の春を迎えることができました。これもひとえに皆様方のご支援、
  ご指導の賜物と心より厚く御礼申し上げます。 

  さて、一昨年来の新型コロナウイルス感染拡大から2年が経とうとしておりますが、終息には我慢と辛抱の日々がまだしばらく続きそうです。当会においても緊急事態宣言中は、特別養護老人ホームでの面会や斎場での飲食、法要への参列、納骨堂へのお参りなどについて、感染防止の観点からやむなく制限させて頂くなど、皆様に大変ご不便をおかけいたしました。皆様のご理解、ご協力により幸い感染者を出すことなく今日にいたっております。 
 
  このような状況下ではありましたが昨年5月1日、創立100周年記念事業の一環として、建設を進めていた「特別養護老人ホーム第3練馬高松園」を無事開所することができました。既存の「練馬高松園」 「第2練馬高松園」と3施設の一体的運営により地域に根差した施設として、さらに一層皆様のご期待に添えられるよう努めてまいります。 
 
  葬儀部門では葬儀の小規模化が新型コロナの影響もあって加速しております。家族葬を希望される方が大半を占めていますが、そうした中で当会では、ご家族、ご親族だけでなく故人様と親しかったご友人など故人様との絆や縁のもとに集われた皆様でお見送りをされるご葬儀を「よりそう近親葬」と名付け、皆様の想いに寄り添いながら徹底した感染防止対策のもと、安心して最後のお別れをしていただけるよう役職員一同、心温まるご葬儀の実現に取り組んでいきます。 
  
  今年の干支は壬寅(みずのえとら)です。「寅」は「演(えん)」で「演じる=人の前に立つ」という意味から、芽を出したものが成長していく(見えてくる)年やこれから成長する物事の「象徴が生まれる(始まる)」年ともいわれています。
 
  当会も次の100年に向け「おかげさまで創立100周年~さらに前へ」という新たなフレーズを掲げさらなる挑戦を続けてまいります。
  今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、一日も早くコロナ禍が終息し、皆様にとって本年が素晴らしい一年となりますことを、心よりご祈念申し上げます。    
 

令和4年 元旦

社会福祉法人 東京福祉会

理事長 原山 陽一