新年のご挨拶

理事長 原山陽一
 新年明けましておめでとうございます。
 2017年の年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えになられたことと存じます。
 社会福祉法人東京福祉会も、大正8年の創立以来98回目の春を迎えることができました。
 これもひとえに皆様方のご支援とご指導の賜物と、心より厚く感謝申し上げます。

 当会は、財団法人助葬会として発足してから今日まで、どのような人生を歩んでこられた方であっても『最後の時に、その人生を尊重し、寄り添う』ということを使命に、生活困窮者のための助葬事業を行う全国でも数少ない社会福祉法人として、地域社会に貢献してまいりました。
 併せて公益事業についても、地域の皆様のお役に立てるよう、ご家族や知人・友人の方々でお見送りするご葬儀やお別れ会等、形式にとらわれない「その人らしさ」を大切にしたご葬儀を提案しております。
 また介護保険制度のスタートと同時に開始した特別養護老人ホームなど高齢福祉部門の経営も今年で満17年となり、地域の中核施設として、サービスの充実に取り組む中で、人材の育成、運営のノウハウの蓄積も進んでいます。昨年はさらに認知症や看取り介護など専門的ケアを充実すると共に地域貢献や地域交流の取組みを進めました。

 今年の干支は丁酉(ひのととり)です。
象徴となっている鶏は、地に足をつけて歩む姿が『安定』を感じさせる一方、干支の中で唯一翼をもっており『飛躍』の象徴ともされています。
 本年4月からは社会福祉法人改革を内容とする改正社会福祉法もいよいよ本格施行され、社会福祉法人の果たすべき責務も重くなってまいります。
 東京福祉会も足元をしっかりと固めつつ、社会福祉法人としての役割と使命をこれまで以上に果たしていけるよう一層の取組みを進めてまいりたいと思います。
今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますと共に、本年が、皆様にとって佳き1年となることを心よりご祈念申し上げます。

平成29年 元旦

社会福祉法人東京福祉会

理事長 原山 陽一