令和3年『新年のご挨拶』

理事長 原山陽一
  新年明けましておめでとうございます。
  2021年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
  皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えになられたことと心からお慶び申し上げます。
  当会も一昨年の創立100周年から2年目の春を迎えることができました。これもひとえに皆様方のご支援、   
ご指導の賜物と心より厚く御礼申し上げます。

  昨年は、年初から新型コロナウイルスの感染が拡がり、以来1年が経とうとしておりますが未だ終息の兆しが見えてこない状況にあります。当会でも主催行事の中止、特別養護老人ホームの入所者への面会制限や、「三密」を避けての葬儀執行など多大な影響を受けましたが、今後も感染防止対策を徹底し、皆さまに安心してご利用いただける安全な施設運営に努めてまいります。
  一方で、葬儀参列者を抑制せざるを得ないことから、葬儀の小規模化が一層進んでいます。当会は形式にとらわれず、ご家族ご親族と親しい方たちだけでお見送りする「その人らしさ」を大切にした「近親葬」をご紹介しておりますが、こうした時節にあってこそ、故人を偲び、縁や絆を確かめ合う機会として葬儀の意義が再確認されていくものと思います。
  職員一同、ご家族の想いを汲み取り、皆様に納得いただけるご葬儀となるようコロナ禍にあっても質の高いサービスの提供に全力で取り組んでまいります。
  また、本年4月には練馬区高松二丁目に「特別養護老人ホーム 第3練馬高松園」の開設を予定しています。地上3階地下1階建、併設のショートステイを含め全室個室の定員84名の施設となります。今後、当会既存の近隣2施設(練馬高松園、第2練馬高松園)と併せ3施設を一体的に運営し、生きがいのある生活と安心安全で居心地の良い環境の実現、地域の皆様との交流を通じてご利用者様はもちろんのこと、地域全体の福祉増進に貢献してまいります。

 
 今年の干支は辛丑(かのと・うし)です。前半は力を内に留め、後半に芽を出し結果に結びつく年と言われます。また「牛」のように「粘り強さ」「堅実さ」「誠実さ」を表す年とも言われています。東京福祉会もこれまで以上に社会福祉法人としての役割と使命を果たしていけるよう、役職員一同更なる努力を重ねてまいります。
 
 今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、新型コロナウイルス感染症が1日も早く終息し、皆様にとって本年が良き1年となりますことを心よりご祈念申し上げます。
 
 

令和3年 元旦

社会福祉法人 東京福祉会

理事長 原山 陽一