ご葬儀エピソード
その人らしい葬儀の為に
■ 参列者:
100名 ご家族・ご親族 友人
会社関係 近隣
会社関係 近隣
■ 式 場:
道灌山会館(直営)
■ 形 式:
仏式 花祭壇
心に残る、温かなご葬儀
初めてご家族にお会いした時、「故人らしく送ってあげたい」とおっしゃったことが印象的でした。
とても音楽好きの故人様で、合唱クラブに所属されていたそうです。
公演のいくつかは録音されていて、本人もまじえて家族で聞いていらっしゃったというお話を聞き、故人様の歌声を式中に流すことをご提案しました。
ご家族の皆様も「そういうことが出来るのなら、是非参列してくださる皆さんに聞いてほしい」と賛同してくださいました。
早速、選曲が始まりましたが、深い悲しみの中で故人様の声を聴き続けるという行為に、そのお心には負担がかかっているようでした。
涙ぐみながらどれが良いかと選んでおられる姿に、一度は「お辛いと思いますし、別の方法を考えましょうか」と申し上げました。
けれども「どうしても聞いていただきたいから」と作業を続けるご家族様の姿に、わたしたちも出来る限りのフォローをしようと心を決め、曲数やタイミングなど、何度も話し合いながら決めていきました。
式の当日、故人様の独唱が流れ、ご参列の皆様からの自然と暖かい拍手が起こった瞬間は、今でも心に残っています。
「とても良かった」「自分の時もこういう形がいい」とお話しされる方もおられ、優しい笑顔での暖かなお別れの場となりました。
ご家族様からも最後のお見送りの際に、「故人らしい葬儀になりました、本当にありがとう」と何度も感謝の言葉をいただきました。
葬儀担当者とご家族様、そして参列してくださる皆様全員の"故人を想う心"が一つにまとまったとき、暖かく穏やかなお別れの場となるのだと、改めて心に刻んだ出来事でした。
とても音楽好きの故人様で、合唱クラブに所属されていたそうです。
公演のいくつかは録音されていて、本人もまじえて家族で聞いていらっしゃったというお話を聞き、故人様の歌声を式中に流すことをご提案しました。
ご家族の皆様も「そういうことが出来るのなら、是非参列してくださる皆さんに聞いてほしい」と賛同してくださいました。
早速、選曲が始まりましたが、深い悲しみの中で故人様の声を聴き続けるという行為に、そのお心には負担がかかっているようでした。
涙ぐみながらどれが良いかと選んでおられる姿に、一度は「お辛いと思いますし、別の方法を考えましょうか」と申し上げました。
けれども「どうしても聞いていただきたいから」と作業を続けるご家族様の姿に、わたしたちも出来る限りのフォローをしようと心を決め、曲数やタイミングなど、何度も話し合いながら決めていきました。
式の当日、故人様の独唱が流れ、ご参列の皆様からの自然と暖かい拍手が起こった瞬間は、今でも心に残っています。
「とても良かった」「自分の時もこういう形がいい」とお話しされる方もおられ、優しい笑顔での暖かなお別れの場となりました。
ご家族様からも最後のお見送りの際に、「故人らしい葬儀になりました、本当にありがとう」と何度も感謝の言葉をいただきました。
葬儀担当者とご家族様、そして参列してくださる皆様全員の"故人を想う心"が一つにまとまったとき、暖かく穏やかなお別れの場となるのだと、改めて心に刻んだ出来事でした。