葬儀のご相談は社会福祉法人 東京福祉会

葬儀エピソード

シンプルながら、想いのこもったお別れを

参列者
ご家族・ご親族15名
式場
ご自宅
形式
無宗教 火葬式

故人様への想いを大切に

とあるご葬儀で、お別れの方法についてご家族の意見がなかなか合わないということがありました。
『通夜や告別式を行わずにご火葬のみ』
『短くてもいいから、皆で見送る時間を設けたい』
など、皆様それぞれの考えがあり、中々まとまりません。
まずはご火葬のみでと決まったものの、納得できない様子の方もいらっしゃいました。

見送る方々の心がまとまっていないご葬儀は、とても寂しいものになってしまいます。そこで、『湯灌(ゆかん)』という儀式を取入れた方法をご提案しました。

『湯灌』は故人様のお身体を清め、旅立ちの準備を整えてさしあげる儀式です。
専門スタッフだけで行うことも出来ますが、これを式典に代わるお別れの儀式と捉え、『湯灌式』として、ゆったりと過ごせる空間で皆様と共に行ってはどうかと考えたのです。

すると奥様が、「“それ”をやってあげたかったんです」とポツリとおっしゃいました。
その声には故人様への深い想いが溢れており、他の皆様からも自然と共感の意見があがり、ご自宅で湯灌式が行われることになりました。

お別れの当日、最初はみなさま緊張の面持ちでしたが、専門スタッフのアドバイスを受けながら故人様のお体を清めていくうちに、徐々に心がほぐれていく様子がとても良く分かりました。
次第に言葉数も増え、「お化粧したら前よりも綺麗になったんじゃない?」「ちょっと、本人に叱られるよ」と冗談交じりの談笑の一幕も。
そこには、温かな「家族の時間」が、たしかに流れていたと思います。

お見送りの形に「正解」はありません。
しかし、ご家族様のお気持ちを汲み取り、これからも遺族の想いに叶った葬儀の提案をめざしたいと、気が引き締まる思いでお手伝いをさせていただきました。

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