語りつがれる思い出と絆 参列者ご家族・ご親族、友人、会社関係 80名 式場浦安市斎場 形式仏式 一般葬 天国でも、笑顔でいてほしい 故人様と初めてお会いしたのは、まだお元気な頃。ご友人の葬儀の際、最後のご面会にとご家族で式場にいらした時のことでした。 この時、担当者にもいろいろとお話して頂いたことがとても印象に残っていました。 数ヶ月経ち、当時喪主をお勤めになった方から「夫の面会に来てくれた友人が、突然お亡くなりになった」との知らせを受けた時には、本当に驚きました。 駆けつけると、ご家族の皆様も私を覚えていて下さり、お打合せが進む中で、初めてお会いした、ご友人の面会の時の話も出てきました。 「あの時は、『友人とは高校時代に同じ卓球部だったんだ』と私たちも知らなかった思い出話を語っていたんです。田舎で専門誌が売っていなくて、二人で遠出してみんなの分まで買って来たとか…。リオ五輪の後、また卓球がブームになってきたことを喜んでいました」と、しみじみとお話をするご家族の表情がとても印象的でした。 このお話から、卓球専門誌をご納棺の時に一緒に納めて頂くことを思いつきました。先に旅立たれたご友人と故人様、そしてご家族の思い出を繋ぐことが出来るのではと考えたのです。 葬儀を迎え、最後のお別れの際、ご家族に卓球専門誌をお別れの品としてお渡ししました。 「こんなにきちんとした専門誌だとは知りませんでした。きっと天国で、お友達と和気あいあいとしながら読んでくれると思います」 と、その様子を思い浮かべたように笑顔が見られ、ささやかながら、皆様の絆を深める一助になったのではないかと思っています。 故人を偲び、心をつくすことの大切さを改めて学んだお式でした。 その他の葬儀エピソードを読む