絆と想いを歌声に載せて 参列者ご友人50人 式場ホール多摩国立(直営) 形式無宗教 お別れ会 「お別れの時間」の大切さ ある日、「葬儀は終わったのですが、お別れ会みたいなものは出来ますか?」というご相談を受けました。 家族葬として身内だけで葬儀を終えたのだが、生前親交の深かった方々が、是非お父様の「偲ぶ会」を開きたいと言ってくださったそうです。 ご家族の皆様は、お気持ちはとても嬉しいけれどどうしたらよいのか、と戸惑っているご様子でした。 そこで、これまでに福祉会で執り行った「偲ぶ会」の例をご説明しつつ、思い出話を交わす場として「会食会形式」をご提案しました。 お話を聞いて、今回のご依頼では、式次第に則った儀式ではなく、皆様が故人への想いを共有し絆を深める場とすることが大切だと感じたからです。 当日は、お父様のご縁を辿って50名もの方にお集まりいただき、皆様思い思いに語りあい、故人を偲ぶ時間を過ごしていただきました。 これまでの思い出に涙する方もいれば、笑いに包まれる瞬間もあり、故人が慕われていたことが担当者にも伝わってくるようでした。 思い出の曲が流れたときには、自然に全員が立ち上がり、肩を組んで合唱されるという場面もありました。 弔辞のような改まった挨拶のない会でしたが、その歌は故人との想い出を共有する皆様ならではの「送る言葉」のように思われました。 「最後にみんな揃ってお別れができて、本当によかった」と参加者の方々からは感謝のお言葉をいただき、「お別れの時間」を持つことの大切さを改めて学んだ会でした。 その他の葬儀エピソードを読む