葬儀のご相談は社会福祉法人 東京福祉会

葬儀エピソード

引き継がれる想い

参列者
ご家族・ご親族30名(学校にて30名)
式場
道灌山会館(直営)
形式
仏式 家族葬

ご遺族の想いに寄り添って

お打ち合わせの際、ご家族の皆様は「何事もなく終わること」を気にするあまり、故人への想いを表すことやその人らしさという点にまで気を回すことができないご様子でした。
喪主様をはじめとするご家族の方々は、悲しみと混乱の中で、様々な決定をしなければなりません。忙しい時間の中で、精神的にお疲れになり「無事に終わればそれでよい」という考えになってしまうのも無理のないことです。
このような時、担当者はご家族に代わり、故人らしいお別れであったと思い返せるようなご葬儀となるよう心を砕き、アドバイスやご提案をすることが大切だと思っています。

今回は、故人が長く教壇に立っていらっしゃったことから、式場から火葬場に向かう途中、かつてのお勤め先であった学校に立ち寄るルートをご提案しました。
喪主様は大変お疲れのご様子だったため、お式の中で特別な演出をするのではなく、故人が長くお勤めされた場所を通ることで、故人の人生や絆に思いを寄せていただければという思いからでした。
学校側に確認したところ、「前を通るのではなく、ぜひ構内に入ってほしい」との言葉をいただくことができ、それを聞いた喪主様には大変喜んでいただけました。

当日は休日であり、それほど人はいないだろという予想だったのですが、話を聞いた先生方や居合わせた生徒さんたちが待っていてくださり、故人に心を込めて合掌し、頭を下げて見送ってくださいました。

「故人の教育に掛けた想いが、次の世代に引き継がれているのだなと思うと、お疲れさまという言葉が自然に浮かびました。学校に立ち寄ってくれてありがとう」

ご家族だけではなく、関わりのあった多くの方々との絆を再確認できる時間となり、「皆様にとって必要な提案」の大切さを改めて心に刻んだご葬儀でした。

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