遠い地からのお別れ 参列者ご家族・ご親族5名、ご一般5名 式場江古田斎場(直営) 形式仏式 家族葬 家族の「絆(きずな)」を確かめ合えて お通夜を終えた後、新型コロナ感染症拡大の影響により、帰国できない妹様のことを気にかけられていたお兄様に『オンライン』を使ってお会いすることをお話ししました。 葬儀当日、当会のノートパソコンを使って海外にいる妹様の自宅のパソコンとつなぐと、 画面に妹様の顔が映し出されました。 お兄様は名前を呼び「元気か?」と声をかけられ、お母様は「元気でいるの? そちらは大丈夫なの? お父さんもいつも心配してたわよ。」 妹様もお兄様とお母様の顔を久しぶりに見ることができ安心されたご様子でした。 お父様の反対を押し切り、渡欧して5年。お兄様からのメールでお父様の病気のことは知っては いたけれども、最期を看取ることができなく、後悔されていたようです。 ご出棺前のお別れの時、お兄様はパソコンをお柩の傍に移動し、お父様の顔が見えるよう画面を向けられ、ようやく対面を果たすことができました。 祭壇花の胡蝶蘭とカサブランカ、カーネーションなど、お兄様とお母様が妹様の分までお柩に手向けられていました。 その様子を見ていた妹様は、「こちらからもお花を用意してあるんだ。」と言って<サルビア> という赤い花を画面に差し出されました。 「花言葉は【家族愛、良い家庭】 離れていても家族とのつながりは大切なことだから。」 と近くの花屋で選んで買われたそうです。 「葬儀に出席しているように感じ、父にも対面できました。お別れもすることができたので充分です。」と満足されたようでした。 遠い地からでもお見送りいただけたこと、そして妹様との久しぶりの対面。そしてお兄様、 お母様の温かい気持ちがこちらにも伝わり、ご家族の絆を確かめ合えた良い式となりました。 その他の葬儀エピソードを読む