愛情込めて伝えた想い 参列者ご家族・ご親族20名 式場江古田斎場(直営) 形式仏式 一日葬 いつまでも特別で好きだったもの おばあさまが幼少の頃、チョコレートはご褒美でしか口にすることができない贅沢なものでした。 それは十数年の歳月を経ても【特別なもの】であり、高齢による衰弱のため、口から食事をとることができず点滴で栄養をとるような状態になっても、細かく砕いて、口に運んであげるとうれしそうな表情を浮かべられていたそうです。 「もっと、たくさん食べたかったんだろうね。」 「いろんな種類のチョコレートを食べさせてあげたかったね。」 年頃のお孫様たちは少し悔やまれていたご様子で話されていました。 いろんな種類のチョコレートを飾ってあげたいとのお孫様たちの願いに、精進落しの際、会食室のテーブルを使うことをご提案させていただきました。 式当日、会食室のテーブルに、色鮮やかなたくさんのチョコレートがお孫様たちの手により並べられ、その光景を見たご親族様たちからは「キャンバスに描かれた絵画みたいできれいだね。」 「こんなにたくさん種類があっておばあちゃんも喜んでいるだろうね。」 お孫様たちもその言葉を聞いてうれしそうなご様子でした。 お別れでは、好きなだけ食べられるようにとお棺にたくさんのチョコレートをお孫様たちが納められていました。 当会職員からもお孫様たちの気持ちに沿えられるよう、精進落しでは陰膳用にとチョコレートでデコレーションされたケーキを用意し、ご遺影の前に供えさせていただきました。 「お心遣いありがとうございます。大好きだったチョコレートに囲まれ満足していることと思います。」 ご長男様から御礼の言葉をいただきました。 おばあさまに対するお孫様たちの想いがご親族皆様に通じ、愛情を感じられた温かい式となりました。 その他の葬儀エピソードを読む